現在、コロナウイルスによる自主的自粛措置継続中で、あまり遠くにお出かけできません。この期間を利用して、過去に行った世界遺産について書いてみようと思います。この旅は、かつてドイツに勤務していた2003年8月に行ったものです。

初日 シュパイヤー大聖堂(世界遺産) 2003,8,16

もうすぐ夏休みも終わりです。8月16日、最後に世界遺産になっているシュパイヤーに行きました。シュパイヤーまでは車で1時間半くらい。日帰りで十分行ける距離です。でも、もしかしたらどこかで一泊するかもしれません。

 天気は上々、自動車は快適にアウトバーンを走ります。途中でガソリンを入れたりひと休みしながらシュパイヤーに到着したのは10時前。広い駐車場に車を止めて、歩いて最初に向かったのは歴史博物館。中世の騎士の特別展示をやっていました。騎士の生活を体験したり、兜をかぶったり、子供でも楽しめる展示がありました。

 博物館を後にして、次に向かったのは大聖堂。ここの大聖堂は世界遺産に登録されているきれいな大聖堂です。昼も過ぎて空腹状態なので、そそくさと見学してきました。本当はもっとじっくり見るべきところですが、小さな子供が一緒なので、これも仕方ありません。(わかってるか!娘2!!)
 シュパイヤー大聖堂は、あまり有名ではありませんが、ドイツで2番目に世界遺産に登録されたことを考えると、かなり重要な建物であることが伺えます。

 シュパイアー大聖堂は、ドイツの都市シュパイアーに聳える赤い砂岩でできた巨大なバシリカ式聖堂である。その正式な名称は「聖マリア・聖ステパノ大聖堂」だが、しばしばシュパイアーの皇帝大聖堂とも呼ばれる。廃墟となったクリュニー修道院とともに、シュパイアー大聖堂はロマネスク様式最大級の聖堂である。1981年に大聖堂はユネスコの世界遺産に登録された
 修復を繰り返してはいるが、建造物は本来の様式を良く保存しており、絶えて久しい純粋にして明確なロマネスク様式を伝える最も優雅な例の一つとなっている。顕著な特徴は、建物全体を取り囲む柱廊であり、まさにそれらは屋根のラインの真下にあたっている。三列の側廊を持つアーチ型天井のバシリカ式聖堂は、11世紀から12世紀にかけて発展していったロマネスク建築の中で、極めて強い影響を及ぼしてゆくデザインの白眉である。 大聖堂の中でひときわ優れているのは、東端と西端の配置のバランス、そして身廊と翼廊からなる本体の四隅に配置された塔の対称形の配置である。

Wikipedia
シュパイヤー大聖堂を見ると、なぜかガンダムを思い出す。
うん、街並みもきれい。

  昼はマクドナルドでハンバーガーを食べました。(最近、マックにはまってます。栄養は今ひとつだけど、早い、安い、いつでも開いてると旅行にはうってつけです。) 昼食後、乗り物博物館に行きました。飛行機や汽車、自動車、船、潜水艦まで実物が置いてある博物館です。それはそれでおもしろかったけど、特にコメントはありません。

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離陸するところではありません。乗り物博物館の展示物です。

 せっかくここまで来たので、今日は泊まっていくことにしました。ハイデルベルグまでの道々、ホテルを探しながら移動しましたが、高かったり、満室だったりで探すこと2時間。ようやく開いていたペンションは、泊り客が他にいない淋しいところでした。(でも、安いしおじさんも人がいいようなので、まずはOKです。)ペンションでは夕食がでないので、また車でレストランを探しに行ったり、けっこう大変でした。でも、結果的に飛び込んだレストランが、料理もおいしく安いし、子どもが二人で一皿シェアすると言ったら2枚の皿にきれいに盛り付けて持ってきたり、とにかく満足でした。(写真も取らず、もはやどこにある何という店なのかはわかりません。)

2日目 ハイデルベルグ 2003,8,17

ハイデルベルグ遠景

シュパイヤー見学の後、何とか見つけたペンションを無事出発し、今日はハイデルベルグに行きます。ハイデルベルグは山と川があり、ドイツ人にとって一番好きな場所といえるところだそうです。観光地として世界各地から観光客が集まります。もちろん日本からも毎日のように団体さんがやってくるところです。それでも世界遺産ではないのですね。好きな場所と価値のある場所は別ということなのでしょう。

ハイデルブルグ城の下。ここからケーブルカーで登ります。
ハイデルベルグ城内部。
赤い屋根がいかにもドイツらしい。

 まずは駐車場に車を止めて、ケーブルカーでハイデルベルグ城へ登りました。ハイデルベルグ城には、なんと日本語の音声ガイドがあるのです。感動してひとつ借りてみました。城は、歴代の王様が自分のために建物を増築したのでつぎはぎだらけともいえますが、これもこの城の歴史を物語る特徴です。入場券を買って中に入り、そこから母と娘1は中のガイドツアーへ。(英語のツアーです。)父と娘2は外の景色を見ながら、アイスを食べてぶらぶらと過ごしました。

 ハイデルベルグ城を出発し、次はネッカー川沿いのドライブ。川沿いにはたくさんの古城が点在していて「古城街道」と呼ばれる観光ルートになっています。せっかくなので、そのひとつ「ヒルシュホルン城」に登りました。こちらは古城ホテルとして有名なところですが、当然ながら我が家が宿泊することはありません。レストランも高そうなので街に下りて、ピザと最高においしいトマトスパゲティを食べました。最後に、ミッヒェルシュタットによって、アイスを食べて帰りました。今回はちょっと急ぎ足の旅になりました。古城街道はもっとゆっくりしたいところですが、再び来ることはあるでしょうか。

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